電車の中では
本を読むことが多い
夢中になって駅を乗り過ごしたことも
何度かある
活字中毒だ
しかし、冷静になって考えて
読まなければ死ぬということもない
本当になくては死ぬものは
水、空気、食べ物、睡眠くらいか
なのになぜ重要な欲求は
食欲、睡眠欲、性欲なんだ?
しなくても死なないだろう
死ぬ?
人類は死ぬけど
個人は死なない
不快、いや深い
そんなこんなで電車のなかで
活字中毒の僕が
この中の欲求と戦う場面がある
ものすごいタイプの女性が
目の前に立つときである
文字が文字でなくなる
吐く息が吸う息になる
あたりまえ・・・・ん?
吸う息が吐く息?
どっちでもいい
一生に一度しかおそらく合わない
ものすごいタイプの女性を
見ていたい
嫌ふしだらな
迷惑だろう
けどもう一生逢えないんだぜ
この数分感くらい
って
活字中毒の本能と
性欲の本能が
バトルっているのは
たいしたもんだ
本からちらっと目線をあげること
数回
3度目くらいで目が合うこと
多し
その度、何も見てませんよ的
態度で文庫本に目を落とすも
心臓テンポアップ
かくて数十分の車内で
読書もできず
どっこいしょって感情背負って
最後にもう一回!
って思いながら
最寄り駅の夜は更ける
戦う目線は嫌いだ